从 ゚∀从 月下美刃のようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:09:57.94 ID:qj+bQ2uV0
-
人_从_从人_从_人_从人_从_从人_从_人_从人_从
< >
< チッ!二条大路、クーデター軍に制圧された! >
< >
Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y
人_从_从人_从_人_从人_从_从人_从_人_从人_从
< 冷泉小路もだ!! >
< ………ワタナベ女帝は無事か? >
Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y从_人_从人_从_从人_从_人^Y人_从人
< 安嘉門まで逃げたおおせたようだ >
Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y Y^Y^Y^
人_从_从人_从_人_从人_从_从人_从_人_从人_从_从人_从人_从人_从人
< それはよか…ちっ!ついにこの大内裏も完全包囲されやがった!>
Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
人_从_从人_从_人_从人_从从_人_从人_从人
< >
< 畜生……クーデター軍‘サスガ’家め…!>
< >
Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:10:53.81 ID:qj+bQ2uV0
-
『白虎隊!神泉宛制圧完了しました!』
『見無軍、皇嘉門突破!大内裏本殿に侵略開始します!』
∬´_ゝ`) 「……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「くっくっくっ、」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「はーはっはっ!こりゃいいねえ予想以上に順調だ」
@@@
@#_、_@
( ノ`) サスガ・母者
位階:正一位 官職:摂政
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:11:25.43 ID:qj+bQ2uV0
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
真陰歴1170年、時の女帝ワタナベに対し
摂政である母者を始め、及び多くの武家、貴族が反旗を翻し
後に、月暦の乱と呼ばれる事となるクーデターが勃発
月の都は、血と焔、二つの赤で彩られた
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:14:27.94 ID:qj+bQ2uV0
-
∬´_ゝ`) 「…母者」
∬´_ゝ`) サスガ・姉者
位階:従三位 官職:神祇官
@@@
@#_、_@
( ノ`)「てめぇら全クーデター軍に告ぐ!!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「殺せ!燃やせ!奪い尽せ!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「新たな天下は、我らの手にあり!」
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:15:40.36 ID:qj+bQ2uV0
-
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そして」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あの憎き母娘を捕えよ!生死の如何は一切問わねぇ!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「但し、天子の象徴たるあの刀だけは奪い返されよ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あの刀だけは、この月の地を治めるのに、どうしても必要なものだ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「―――月下美刃、だけはな」
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:18:18.55 ID:qj+bQ2uV0
-
〜月・大内裏安嘉門〜
(,,゚Д゚) 「ロマネスク殿!戦況は!?」
(;ФωФ) 「摂政母者殿が率いるクーデター軍に、
この大内裏は、完全包囲されました!!」
(,,゚Д゚) 「クッ、有力武家の内、猫村家以外はほぼクーデター側につきやがった」
(,,゚Д゚) 「相当昔から根回ししてやがったな、チッ、武士の風上にもおけねぇやつらだゴラァ」
(;ФωФ) 「もう少し時間をかけれれば、素直家からの増援は望めそうなのですが」
(,,゚Д゚) 「……そこまで持つまい、かくなる上は…」
(,,゚Д゚) 猫村・ギコ
位階:従四位 官職:兵衛督
(;ФωФ) 出或ロマネスク
位階:従六位 官職:後宮尚殿
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:20:03.48 ID:qj+bQ2uV0
-
(;ФωФ)(.........今回のクーデター)
(;ФωФ)(原因はおそらく、現女帝であるワタナベ様の病気による急激な力の衰えである)
(;ФωФ)(‘月下美刃’は未だ扱えるものの、
ワタナベ様の力はかつての十分の一にも満たない程落ち込まれてしまわれた)
(;ФωФ)(結果、まだ器の整っていないワタナベ様の娘であるハイン様に
帝位をお譲りすることになったが……)
(;ФωФ)(月の女帝となるには、なによりも強さが大事
然し、当のハイン様は、その強さを持たないどころか、
女帝たる証である‘月下美人’を扱えず、挙句‘月法’すら碌に扱えない始末)
(;ФωФ)(その為、ハイン様が月の女帝たる器に育つまで
摂政として、母者さまをたてたのだが、それがまずかった)
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:21:30.82 ID:qj+bQ2uV0
-
―――摂政、母者及び有力貴族サスガ家の離反
(;ФωФ)(ハイン様を支えるために与えられた権力を、
サスガ・母者さまはその力をハイン様の為に使うどころか
その逆、与えられた権力をクーデターに用いたのだ)
(;ФωФ)(強さがすべての月界だ。
サスガ家以外の有力な武家、貴族も当然、
強さも、何も持たず血筋だけで女帝を継ごうとしているハイン様を憎んでいる)
(;ФωФ)(そこに限りなく女帝に近い力を持つ摂政である母者さまがクーデターを持ちかける)
(;ФωФ)(……成功するはずだ、クソッ!)
(;ФωФ)(せめて、せめて後3年あれば…ハイン様も…)
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:25:23.22 ID:qj+bQ2uV0
-
从 ゚∀从 「よし、ちょっtこコンビニ行って来る」
(,,;゚Д゚)「な、なりませぬ、陣を抜ければもう周りはクーデター軍で」
从 ゚∀从 「なんだよー、完全包囲されちゃってんの?ここ?」
(,,゚Д゚) 「はい、もうこの大内裏は……すみません、ハイン様」
从 ゚ 3 从 「なんだよー、なんだよー」
从 ゚ 3 从 ハイン
官職:女帝ワタナベの娘
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:28:45.30 ID:qj+bQ2uV0
-
从 ゚∀从 「あのサスガ家のクソども、よくも裏切りやがって」
从 ゚∀从 「せっかくもうすぐこのハインちゃんが、月の女帝になれるとこだったのによー」
从^ー^从 ニコッ 「まあまあ、ハインちゃん、こんな時こそ笑顔だよ〜」
从^ー^从っ● サッ
从^ー^从「黒飴なめる〜?」
从;゚∀从 「なんでクーデター起こされてる
女帝本人のあんたがそんな暢気なんだよ!!」
从'ー'从 ワタナベ
官職:女帝
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:31:03.57 ID:qj+bQ2uV0
-
从 ゚∀从 「まったく、完全包囲ねえ、一体どうしたら...」
ドドドドドッ...
从 ゚∀从 「ん?」
爪'ー`)y‐ 「いたぞー!!」
爪'ー`)y‐「こちら乙班!一条安嘉門にて目標を補足!」
爪'ー`)y‐「攻撃を開始す――」
从 ゚∀从 「うおおおおお!!先手必勝!!」
从 ゚∀从 「奥義!ハインちゃんチョップ!」
ドスッ、メコン!
从 ゚∀从っ)д`;)y‐ ・∴ グハァアア
从 ゚∀从っ∴∵;∴ バコーン
从 ゚∀从 「ふう…」
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:36:17.92 ID:qj+bQ2uV0
-
从;゚∀从「うへー、完全包囲どころか、包囲網を破って陣内まで敵がきてら」
从;゚∀从「こりゃ相当やべぇぞ…おい、ババアどうする気だ」
从'ー'从「うふふ、大丈夫、ちゃんと策は用意してあるよ〜」
从'ー'从「脱出ポッド@竹印 これで一度地球に…」
从 ゚∀从「なんだこれは脱出用の船じゃねーか!」
从'ー'从「そうだよー、みればワカるでしょ?」
从 ゚∀从「このまま月を離れろと言うのか!」
从 ゚∀从「出来ねぇよ!あたしは残ってたたかうぞ!」
从 ゚∀从「あんなクーデター軍から逃げてたまるかよ!
この、時期月の女帝であるあたしの拳で全員ぶちのめしてやる!」
从'ー'从 「だめ〜」
从 ゚∀从 「なんで!?」
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:40:49.44 ID:qj+bQ2uV0
-
从'ー'从「だめったら、だめ」
从'ー'从「それに、今のハインちゃんの力じゃ、精々中納言クラスの敵に抗うのが精一杯…
大納言クラスの敵が来たらまず勝てないよぉ〜」
从'ー'从 「かと言ってあたしも病気のせいで
もうまともに戦える体じゃないし」
从 ゚∀从「やってみなきゃワカんねーじゃねぇかよ!!」
从'ー'从「わかるの、今は逃げなきゃだめ
地球のヒノモトノクニにいけばそこで潜伏してる私の部下アラマキノモフモフがいるから
そこで機を待つんだよー?」
( ФωФ)「行ってくださいハイン様!
僅かに残った我ら月軍は貴女がたを地球へ逃すために時間を稼ぎます!」
从 ゚∀从 「否!否!否!あたしは月の女帝だ
あんなやつらに屈してなるものか!」
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:43:14.83 ID:qj+bQ2uV0
-
从 ゚∀从「だから、あたしは逃げも隠れも――」
ドッ!
从 ゚∀从 え
从 ∀゚;从 ガッ
从'ー'从⊂ ⊃
(`つ ?⊃ | ボディーブローガ、ドスッ
从;゚∀从 グフッ
从;゚∀从 「ち、ちくしょう」
从;‐∀从 「ばばあ…め…」
バタッ
从'ー'从 「.........わかってるじゃない」
从'ー'从 「そう、月を統べる女帝になるからこそ、尚更今こんなところで死んだらだめなんだよ?」
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:45:00.47 ID:qj+bQ2uV0
-
/l
| |
| |
+=+
. ||
从'ー'从っ チャキ
/l
| |
| |
+=+
. ||
从'ー'从っ ⊂从 ∀‐;从
ネテルハインニモタセッ
从'ー'从 「‘月下美刃’…持ってお行きなさい、これからは貴女が女帝となるのだから」
(,,゚Д゚)「ワタナベさま!いいんですか!?
ハインさまはまだ月下美刃を使いこなす事が…」
从'ー'从 「たしかにそう、この子にまだ女帝の力はないよー?」
从'ー'从 「でも、今の私が月下美刃を扱っても、サスガ家は倒せない」
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:49:17.41 ID:qj+bQ2uV0
-
从'ー'从 「でも…」
从 ‐∀从
从'ー'从 「この子が刀を使いこなせるようになれば、或いは…」
从'ー'从 「さ、ギコ、地球:ヒノモトノクニハインに標準をあわせ
ハインを脱出ポッド@竹印にのせてあげてー?」
(,,゚Д゚) 「え、ワナタベさまは脱出しないのですか!?」
从'ー'从「うーん、私もいっしょに脱出したいのは山々なんだけど
ちょっとはずせない用事があるかなあ」
(,,゚Д゚)「用事とは一体?」
从'ー'从「……時間を稼ぐっていう、ね」
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 20:57:20.51 ID:qj+bQ2uV0
-
ザッ...!
从'ー'从「あれれ〜話してる間にきちゃったみたいだよ〜?」
(,,;゚Д゚)「この気配…まさか!」
( ´_ゝ`)「おい弟者、なんか気配だけで察せられてるぞ」
(´<_` )「そんな大物オーラプンプンなのか…流石だなおれら」
( ´_ゝ`) サスガ・兄者
位階:正二位 官職:右大臣
( ´_ゝ`) サスガ・弟者
位階:正二位 官職:左大臣
(,,;゚Д゚)(サスガ兄弟……自身も大臣クラスであり、尚母があの摂政母者!)
(#ФωФ)「なにが流石であるか!クーデターの首謀者どもがよくもヌケヌケと!」
从'ー'从 「……この二人がいきなりくるなんて、本気で私を捕えようとしてるんだね〜……」
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:01:58.23 ID:qj+bQ2uV0
-
「二人のみにあらず」
(,,;゚Д゚) 「この声は……」
イ从゚ ー゚ノi、 「変わらぬな、そのあさましかりき」
イ从゚ ー゚ノi、 「その言葉使い、まことに耳障りなり」
イ从゚ ー゚ノi、 銀狐
位階:正三位 官職:イ从゚ ー゚ノi、
( ФωФ)「なっ――」
(;ФωФ)(朝廷組織の最高機関、太政官クラスが三人も、だと!?)
(,,;゚Д゚) 「大納言、銀狐!キサマも女帝であるワタナベ様の恩を忘れクーデター側に…!」
从'ー'从 「………おかしいな私、もうちょっと人望あるつもりだったんだけど」
从'ー'从 「ここまで部下の裏切りが相次ぐと、流石にキズつくよ〜?」
イ从゚ ー゚ノi、「ふっ、心にもなき事を」
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:03:38.10 ID:qj+bQ2uV0
-
( ´_ゝ`) 「……80代月の女帝“戦兎”ワタナベ」
(´<_` ) 「月の女帝歴代最強と謳われた‘元・女帝’よ」
( ´_ゝ`) 「雑兵を用いず、わざわざ我ら3人がお前の前に姿を現した理由はわかるな?」
从'ー'从 「......戦力差を楯に、取引という名の脅迫がお望みなのかな?」
( ´_ゝ`) 「ふっ、まあ、そうとってもらっても構わない」
(´<_` ) 「此方の欲求は、単純かつ明確だ」
( ´_ゝ`) 「‘月下美刃’をこちらに渡せ」(´<_` )
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:07:08.52 ID:qj+bQ2uV0
-
(´<_` ) 「あれは代々月を支配する者たちが使っていた刀」
( ´_ゝ`) 「支配の象徴、魔の篭る狂気の刀」
(´<_` ) 「あの刀を新女帝が手中に収めて、ようやく我らのクーデターが成功と相成るのだ」
(´<_` ) 「さあ、刀を渡せば命だけは保障しよう、勝ち目のない戦いだ、悪くない条件だろう?」
从'ー'从 「ふふふー」
从'ー'从 「ざんねーん」
从'ー'从 「刀はもう、手元にないよ〜」
(;´_ゝ`) 「なに!?む、そういえば、娘もおらんぞ!」
(´<_`;) 「貴様!‘月下美刃’と娘を何処に!?」
从^ー^从σ→ OSORA
从^ー^从σ 「あそこだよぉ〜」
(;´_ゝ`) 「なっ!?」 (´<_`;)
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:09:37.25 ID:qj+bQ2uV0
- _____
|_____|
|ヾ从;‐∀从ノ;| バーン
(((/\|_ (_) |
| < > ;|
|_____|へ
| ;| (ノ
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《《 ( ) 》》
《 .∨ 》 ズドドドドド…
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ヽ\ ‖ |;;; //
(:::::(;;;;;;;;; (::::::::
;;;;;;);;;;;;;;;;)::::::::::(:::::::::::.
_ ゝ;;;;::::;:;:;):::;:;:;:;:;:;:ノ
(;´_ゝ`)「な、なんかうちあがっとるー!?」(´<_`;) ガビーン
(;´_ゝ`) 「あ、あの発射中の脱出ポッド@竹印に
縛り付けられているのは!」
(´<_`;) 「ワタナベの娘!しかも手に月下美刃を…!く、小癪な!逃げ遂せるつもりか!」
(;´_ゝ`) 「くっ、まずいなそろそろ離陸してしまう」
(´<_`;) 「月を離れられると厄介な事になる」
(´<_`;) 「かくなる上は、おれたちの流石な‘月法’で
完全に離陸する前に墜落させて...」
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:12:47.66 ID:qj+bQ2uV0
-
イ从゚ ー゚ノi、 「抛っておけ」
イ从゚ ー゚ノi、 「其方らの攻撃にて、刀まで破壊してしまうかもしれぬ」
イ从゚ ー゚ノi、 「それでは母者様の命に反してしまうではないか」「刀の回収が、優先命令」
イ从゚ ー゚ノi、 「急がずとも後から我らが地球に出向き、回収すればよい」
イ从゚ ー゚ノi、 (丁度あの‘竹’には我が細工が施されておるしな)
(;´_ゝ`) 「しかし!時間を与えワタナベの娘であるあいつが
もし月下美刃を扱えるようになってしまったら……」
(´<_`;) 「そうだ!あの刀のチカラは強大だ!
いかに流石な俺たちでも一溜まりもないかもしれぬ!」
イ从゚ ー゚ノi、 「ほほほほ、斯様な小娘如き、あの刀を扱えるはずなかろう」
( ´_ゝ`) 「……それもそうだな」
(´<_` ) 「歴代最強の女帝と歌われたワタナベの娘と思えぬほど、あいつは」
「出来損ないなのだから」
从'ー'从 ……
从'ー'从 (出来損ない、ね)
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:16:40.06 ID:qj+bQ2uV0
-
イ从゚ ー゚ノi、 「それより、まずはこやつじゃ」
イ从゚ ー゚ノi、 「ふん、希望を娘に託したつもりだったか?」
イ从゚ ー゚ノi、 「我らを前に‘月下美刃’を手放したのは失策じゃったな」
イ从゚ ー゚ノi、 「唯でさえ病で衰えたその力‘月下美刃’無しに我らにどこまで迫れるか、のうワタナベ?」
从'ー'从 「失策?なにを言ってるの〜?」
从'ー'从 「間違いを犯したのは、私じゃなくて、貴女たちだよー?」
イ从゚ ー゚ノi、 「......何?」
从'ー'从 「貴女たちは、何があってもあの船を出発させちゃいけなかった」
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:22:09.88 ID:qj+bQ2uV0
-
从'ー'从 「今はまだ月下美刃を扱えないけど、かならずあの子は使いこなせるようになる」
从'ー'从 「あの子には、私なんて比にならないくらいの力が眠っている」
从'ー'从 「あれれ〜?その力が目覚めたらあなたたち死んじゃうよ〜?」
イ从゚ ー゚ノi、 「……余が、臍を噛むと言いたいのか?」
从'ー'从 「うふふ、そう言ったつもりだったんだけど伝わった?」
从'ー'从 「そして、間違いはもう一つ」
从'ー'从 「月下美刃が無くても、私は未だ―――
シュン
貴女たちより強い!」
メコン メコン
( ´_ゝ(⊂从'ー'从っ)<_` )
(;´_ゝ( 「グハー!めっちゃへっこんでる!」 )<_`;)
イ从゚ ー゚ノi、(身体強化系の月法か...疾いな)
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:28:09.87 ID:qj+bQ2uV0
-
(,,゚Д゚)(そうか、ワタナベ様には刀がなくとも、月光の魔を力と変える月法がまだ…)
(;´_ゝ( 「くそー!会話イベント中だと思って油断してた」
)<_`;) 「おれたちが呪詛系の月法使いと知っておるくせに、
肉弾戦を仕掛けるなんて、卑怯な女帝め!」
从'ー'从 「今は仮にも戦争中だよー?油断する方が悪いってば」
イ从゚ ー゚ノi、 「ふん、茶番はその辺にしておけ」
イ从゚ ー゚ノi、 「刀がなくとも、我らよりは強い、か」
イ从゚ ー゚ノi、 「そこまで言はば」
イ从゚ ー゚ノi、 「試してみるや?」
ビリビリビリ――
(,,;゚Д゚)(空気が変わった!)
(;ФωФ)(銀狐、位は大納言と流石兄弟たちより落ちるが
戦闘に関しては、一、二段上か?)
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:31:41.90 ID:qj+bQ2uV0
-
イ从゚ ー゚ノi、 「病に犯されながらも、その力」
イ从゚ ー゚ノi、 「あな口惜しや、実に為て遣られたり」
イ从゚ ー゚ノi、 「叶うのなら、全盛期の汝と……」
イ从゚ ー゚ノi、 「死合いたかったぞ!!!」
ザッ
(,,;゚Д゚)(!! 来た!?)(ФωФ;)
从'ー'从 「……」
从 ー 从 「ハイン、後は…」
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:32:31.63 ID:qj+bQ2uV0
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
真陰歴1170年、時の摂政サスガ・母者によるクーデターが成功
月の都は、廃墟と化した
女帝の血を引くハインはなんとか地球に逃げ延びるも、その帝位を奪われる
先帝ワタナベから譲位予定日二日前の事であった
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:34:13.77 ID:qj+bQ2uV0
-
〜地球ヒノモトノクニ 竹藪〜
|_|ヘ
|_| (ノ
('A`) |_|
|_|
|_|ヘ
|_| (ノ
('A`) …… |_|
|_|
|_|ヘ
|_| (ノ
(‐A‐) フゥー...... |_|
|_|
- 60 名前:ズレ訂正:2009/05/12(火) 21:35:24.09 ID:qj+bQ2uV0
-
〜地球ヒノモトノクニ 竹藪〜
|_|ヘ
|_| (ノ
('A`) |_|
|_|
|_|ヘ
|_| (ノ
('A`) …… |_|
|_|
|_|ヘ
|_| (ノ
(‐A‐) フゥー...... |_|
|_|
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:36:40.57 ID:qj+bQ2uV0
-
(゚A゚) カッ!!
('A`)っ╂─ チャキーン
│
┿ |_|ヘ
∩ |_| (ノ
('A`) ユラァ... |_|
|_|
「破ッッ!!!」
ガシュ
│
人
 ̄Y ̄
│ 斬ッ!
|_|ヘ
_∧,、|_| (ノ
|_| ̄ ≡='A`)っ╂─
|_|
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:38:11.42 ID:qj+bQ2uV0
-
ミシッ
|_|ヘ
|_| (ノ
|_| ('A`)っ╂─
|_|
ミシミシ
|_|ヘ
|_| (ノ
|_| ('A`)っ╂─
|_|
バコーン!
~~~ ∵;∴
|_|ヘ |_| タケガマップタツ!
|_| (ノ |_|
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:40:39.21 ID:qj+bQ2uV0
-
ヾ('∀`)ノ ウッヒョー
('∀`)っ╂─ 「やっと我が剣撃で竹がマップタツになるようになったぞ!!」
('∀`)「よしよしよし!やったであるぞ!」
('∀`)「ドクオ流!竹流れ完成でござる!」
('A`)「長かった……思えばこの5年
この竹やぶで竹を斬ったり斬らなかったり剣術の修行に励み
ようやく自分の剣が完成した」
('A`)「おっと、後世に残すために書に記しておこう」
('∀`)「源氏の血を引くイケメン剣士ドクオちゃんは
鋼の如く堅き竹を、まるで豆腐のように斬り裂く魔剣『竹流れ』を開発!」
('∀`)「その恐るべき魔剣を用いて、宿敵平氏を撃破!」
('∀`)「そしてあるべき姿、天子と成り、
その権力、美貌でそれはもう都中の女子からモッテモテになってそりゃもう夜も大剣豪で...」
('∀`)「ひひひひひ!!おっといかんwwww竹流れ開発以降はまだ予定の出来事であったwww」
('∀`)「うひょひょひょwwwゆめがひろがりんぐwwwww」
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:46:12.77 ID:qj+bQ2uV0
-
ヾ('∀`)ノ ウヒョヒョヒョヒョ
ヾ('∀`)ノ「今夜はパーティだ!パジャマパーティであるぞ!!」
――――キーン.........
('A`)「ん」
('A`)「なんぞこの空に轟く音は...何か降ってくる?近い!?」
ドコーン!
('A`)「なん...だと...」
('A`)「なんだこの何かが墜落しましたといわんばかりのこの音は…」
('A`)「近そうだし、いっているか」
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:52:26.33 ID:qj+bQ2uV0
-
〜着いた〜
|_____|
_ | ;|
(/\|_____| バチッ
| ;|
+ .|_____|へ + バチバチ...!
| ;| (ノ
('A`) そ 「なんかすっげぇ + \ |_____| / +
太え竹がある!?」 | ;|
.+  ̄ |_____|  ̄ +
+ / | ;| \ +
|_____|
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 21:58:30.00 ID:qj+bQ2uV0
-
('A`)「やだ......太くて雄雄しくて、とっても固そう......」
(//A/)「べ、べつにエッチな事言ったんじゃないんだからね!勘違いしないでよねっ!」
('A`)「しかしこれが降ってきたというのか?
なんか凄い勢いで地面に刺さってるでござるが...」
('A`)「それに、なんという太さ、バチバチと音を発し火花も散り光っているし...
五年間竹相手に剣を振るってきたがここまでのサイズは...」
(('A`)) ブルッ
('A`)「丁度よい!竹流れが完成したところだ!」
('∀`)「この竹っぽいの相手も例外ではない!完成祝いにくらわせてやるぅ!」
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 22:06:31.70 ID:qj+bQ2uV0
-
('A`)「イケメン剣士ドクオちゃんは、
完成したての秘剣竹流れを用いてこの竹っぽいのも切断出来るのか」
('A`)「源氏の血を引き、天子となるべきドクオちゃんは、
この竹っぽいでかいのも、先ほどの竹と同じようにマップタツに出来るのか」
('∀`)「出来る
出来るのだ!」
│
┿
∩
('∀`) 「竹流れ!!」
キュピーン
│
人
 ̄Y ̄
│
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 22:15:39.34 ID:qj+bQ2uV0
-
| ;|
|_____|へ +
| ;| (ノ
|___/__|
|__/___| 斬ッッ!!!
|_/____;|
|/_____|
シュビィ
≡='A`)っ╂─
ヾ('∀`)ノ「やった!やった!やっはり竹流れは最強やー!」
ヾ('∀`)ノ「よっしゃー!パジャマでオジャマやでえ!」
('A`)「て、ん?」
('A`)「なんか竹の切り口がすごいジジジ...って言い出してひか...えっ、なにこれ」
('A`)「ばくは――――」
- 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 22:17:18.66 ID:qj+bQ2uV0
- / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
(" ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii
,, ( l, `'-i| |i;;-' ,,-'" _,,-"
"'-,, `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '" _,,--''"
 ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_ __,,-''"
._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄ |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
,,-''::::二-''" .--i| .|i "- ;;:::`、
._,-"::::/  ̄"''--- i| |i ヽ::::i
.(:::::{:(i(____ i| .|i _,,-':/:::}
`''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i| .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
"--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i| .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
 ̄ ̄"..i| .|i
.i| |i
i| |i
.i| .|i
ドッカ━━━━━━━━━ i| .|i ━━━━━━━━━━ン!!!
.i| |i
.i| ,,-、 、 |i
i| ノ::::i:::トiヽ、_.|i
_,, i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、
,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 22:20:34.05 ID:qj+bQ2uV0
-
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・
(>A<) 「いててて...」
('A`) 「まさか斬ると爆発するとは......マップタツどころかコッナゴナにしてもうたでござる」
('A`) 「あの竹っぽいものの残骸が飛び散ってるでござるな……
ん、あの竹があった所で寝ているのは」
从 ‐∀从
(;'A`)「お、おんなのこ!?」
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 22:27:36.68 ID:qj+bQ2uV0
-
从 ‐∀从 グーグー
(;'A`)「え、なにこれ、なにフラグ?おれ今日ゴム持ってきてないよ?」
(;'A`)「光る竹を切ったら、中から女の子だと......なんという竹取物語...」
('A`)「だが、落ち着けドクオKOOLになれ......」
('A`)「竹取物語に出てくる爺は、その高齢ゆえ、
出てきた娘を育てるぐらいしかできなかったが」
('A`)「拙者は違う…」
(‐A‐)「拙者の若さがあれば」
_从人_从_人_从人_从_从从
(゚A゚)クワッ < 孕ませることもできる!>
Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 22:32:06.29 ID:qj+bQ2uV0
-
从 ‐∀从 グーグー
('A`)「......しっかし、あんな爆発があったのに、よく寝てるなあ」
(*'A`)キュン
(*'A`)「こ、こういうときは、天子の口付けで女子は目覚めると相場がきまっているものだよな!」
(//A/)「べ、べつにキスしたくてするんじゃないんだからねっ!」
(//A/)「目覚めてもらうためなんだからねっ!勘違いしないでよねっ!」
('A`) 「よし、という訳で」
('∀`) 「イッツショータイム!」
(' 3`)ンー
(' 3`) 从 ∀‐从
(' 3`) 从 ∀‐从
(' 3`) ∀‐从
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 22:36:54.00 ID:qj+bQ2uV0
-
∀‐从 ん...なんだ...なんかイカくさ...
チュー...
(' 3`) ∀゚;从 ハッ
スンゼンデ
ゴスッ
(゚ 3(と从 ∀゚;从 「な、なんだてめぇ!」
グフッ
(*' 3( 「痛い!でもカンジチャウ!」
从;゚∀从「いきなりなんなんだよ!誰だてめえ!!」
('A`)「いてて...ただの通りすがりのイケメンですよ」
('∀`)「もう!キスぐらいでオタオタしてちゃ友達に先こされちゃうぞ☆」
('∀`)「純情な貴女に、拙者思わずフルボッキ宣言!」
从;゚∀从 「はぁ!?なんだとてめぇ」
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 22:44:35.66 ID:qj+bQ2uV0
-
从 ゚∀从「女帝たるあたしを侮辱するなんて、不届き千万!」
从 ゚∀从っ カチャ
从 ゚∀从っ 「くらえ!変態!奥義!ハインちゃんチョップ!」
从;゚∀从っ グラァ 「て、え…」
('∀`)「?」
从;゚∀从 「なんだやけに体が重…、ていうか此処どこだ!?」
('A`)「ヒノモトノクニ、ヘイアンだけど」
从;゚∀从「ヒノモトノクニ!?ヘイアァアアアン!?
って事は此処地球か!?そりゃ体も重いはずだ」
从 ゚∀从「ハッ、そうか思い出したぞ」
从 ゚∀从「あのババア、あたしにボディーブローかまして、
気絶させて、そして地球に送りつけやがったってことか...」
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 22:51:18.71 ID:qj+bQ2uV0
-
从 ゚∀从「チッ余計な真似を、時期女帝のあたしが逃げたとなると
クーデター側は更に調子にのるじゃねーか」
从 ゚∀从「さっそく載せられた船に乗って、月へ戻―――」
从 ゚∀从「て」
从 ゚∀从「ありゃ、船はどこだ?おい、そこの変態、みなかったか?」
('A`)「船?」
从 ゚∀从「そうだ、竹のような大きめの」
('∀`)「あー!あれね!知ってる知ってる!」
从 ゚∀从「ぉー変態でも役に立つんだなでかした、で、どこにある?」
('∀`)「えっとね、おれの魔剣竹流れでぶった斬った!」
从 ゚∀从「え?」
('∀`)「ぶった斬った!」
- 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 22:55:55.19 ID:qj+bQ2uV0
-
从 ゚∀从「え?ぶったぎ…」
('∀`)「そうそう、拙者がぶった斬ったの!そりゃもうマップタツに!」
('∀`)「すごくね!?すごくね!?」
('∀`)「そしたらね!そしたらね!竹がドッカーン!ってなって」
('∀`)「中から君がでてきたの!」
ヾ('∀`)ノ キャッキャッ
('∀`)「ほら!その辺に飛び散ってるのが、それの破片だよ!」
从 ゚∀从っ|::━◎┥ ←破片
从 ゚∀从「確かに…」
从 ∀从「え、てことはあたしはもう月にかえれな――」
('∀`)「これって運命じゃね?ディスティニーじゃね?」
- 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 23:07:51.28 ID:qj+bQ2uV0
-
('∀`)「だってマップタツになってから爆発するんだぜ!」
('∀`)「こりゃもう!運命でしょうか!」
('∀`)「ってことで、おしゃれに竹藪SEXといきましょー!」
ブチッ
___∧,、从 ∀从____
从#゚∀从「ロケットなんだからぶった斬ったら爆発くらいするわぼけー!!!」
从#゚д从 「てめぇ!どこまであたしに楯突くんだ!」
从#゚д从 ゴリゴリゴリゴリ
っ)'A`;(⊂ 「や、やめてぇ!ゴリゴリしないで!なんか頭蓋骨砕けてる!砕けてるって!」
从#゚д从 バコンッ!
っ);.;.;.;(⊂ 「ぁ゛」
从#゚д从 ))≡=(;.;.;A.;) ピュー
ブン⊂彡
从#゚д从 「チッ、まったくイライラさせやがって...」
- 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 23:14:06.34 ID:qj+bQ2uV0
-
从 ゚∀从「ん、そういえばババアがなんか言ってたな」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从'ー'从「地球のヒノモトノクニにいけば
そこで潜伏してる私の部下アラマキノモフモフがいるから〜〜〜〜」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从 ゚∀从「アラマキノモフモフ...か」
从 ゚∀从「部下って事は、当然月へ向かう為の船ももってるはずだよな」
从 ゚∀从「チッ、探す手間が面倒だか、そいつを探して月へ行くしかねーな」
从 ゚∀从「めんどくせぇ…」
从 ゚∀从「しかし、重力強いわ、大気が月に比べて濃いせいかすげぇ暑いわ」
从 ゚∀从「環境に慣れない内に、クーデター軍の刺客やらとやりあうのは危険そうだな」
从 ゚∀从「……」
从 ゚∀从(母上、無事だろうか...)
- 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 23:18:36.23 ID:qj+bQ2uV0
-
从 ‐∀从(そもそも、あたしに月を統べる力があればクーデター自体…)
从 ‐∀从(………)
从 ゚∀从チッ
从 ゚∀从「さっさと月へ戻ってふざけたサスガ家の野郎をぶちのまさねぇとな」
从 ゚∀从「アラマキノモフモフを探す手がかりもねーが、行くか...」
ザッ
ちょっとまってー!>
从 ゚∀从「あ?この声はさっきの変態か?」
これだけ!これだけ見ていってえな!>
从 ゚∀从「あ?一体なんだって――」
- 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 23:19:53.29 ID:qj+bQ2uV0
-
('∀`) みてみてー!おちんぽ扇風機!
/ \
レ'\ γ∩ミ.
> ⊂:: ::⊃
. / 乂∪彡
从 ゚∀从
('∀`)
/ \
レ'\ γ∩ミ.
> ⊂:: ::⊃
. / 乂∪彡
从#^∀从
- 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 23:31:07.39 ID:qj+bQ2uV0
-
コロス!!ブッコロシ!
エ、ダッテキミガアツイッテイッテタカラ、ゲンキヅケヨウト―――
アアァア゛ァ゛!ヤメテ!!目ハヤメテ!イタイイタイ!
ァ、ァ、ァァア゛ァ゛ア゛ア゛ア゛!!!!!
「ほっほっほっ、救難信号を追ってきてみれば、なんとも騒がしい事じゃのう」
ぁ?
从#^∀从っ'∀`;) ぁ
/ ,' 3 「そのお姿はワタナベ様ですかな?お会いするのは50年ぶりですな」
誰だてめー?
从#^∀从っ'∀`;) アラマキさん!助けて!殺られる!殺られちゃう!
从#^∀从 「ん」
从 ゚∀从「アラマキ…?」
/ ,' 3「左様、アラマキノモフモフですじゃ」
- 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 23:40:39.55 ID:qj+bQ2uV0
- 〜月〜
「―――母者、例のあいつを連れてきた」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「入れ」
......ガチャン
ザッ
( ´_ゝ`) 从'ー'从 (´<_` )
( ´_ゝ`)「女帝、いや、‘元’女帝ワタナベ、確かに」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ご苦労兄者、弟者、下がってよし」
( ´_ゝ`) 「ハッ」 (´<_` )
- 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/12(火) 23:51:56.37 ID:qj+bQ2uV0
-
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「久しぶりだな、ワタナベ」
从'ー'从 「……元気そうでなによりね、母者ちゃん」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そういうお前は艶を無くしたな」
从'ー'从「そうかな〜?あたし自身はそんなに変わってないつもりなんだけど」
@@@
@#_、_@ ・ ・ ・ ・ ・
( ノ`) 「そうか?大納言如きに戦闘で敗北し、両腕を?がれ」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「ここまで強制的に連れてこられたお前が、
以前の「あれれー?また間違いでクレーター作っちゃったよー?」と蛮勇を奮ってた頃と変わりない、と?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ハハハハハハ!こりゃいい笑い話だぜ!」
从'ー'从「……」
- 117 名前:訂正的な:2009/05/12(火) 23:56:39.85 ID:qj+bQ2uV0
- @@@
@#_、_@
( ノ`) 「久しぶりだな、ワタナベ」
从'ー'从 「……元気そうでなによりね、母者ちゃん」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そういうお前は艶を無くしたな」
从'ー'从「そうかな〜?あたし自身はそんなに変わってないつもりなんだけど」
@@@
@#_、_@ ・ ・ ・ ・ ・
( ノ`) 「そうか?大納言如きに戦闘で敗北し、両腕をもがれ」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「ここまで強制的に連れてこられたお前が、
以前の「あれれー?また間違いでクレーター作っちゃったよー?」と蛮勇を奮ってた頃と変わりない、と?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ハハハハハハ!こりゃいい笑い話だぜ!」
从'ー'从「……」
- 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 00:22:22.69 ID:ReLN7u860
-
从'ー'从「相変わらずだね、母者ちゃんは」
从'ー'从「前者はそうかもしれないけど、後者は違うよ?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ほう、自分の意思で此処に来た、と?」
从'ー'从「うん、母者ちゃんとお話がしたかったし、
何より勘違いしてる部分があるから、指摘してあげようって思ってさ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「間違い?ふん、どこが間違ってるって言うんだい」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「むしろ、感謝してほしいねえ…あのままあの‘デキソコナイ’が帝位になんかつけば、それこそ危なかった」
从'ー'从「七曜内での立場、のこと?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「勿論それもある、星が小さく国力に乏しいうちら月が
まがりなりに他の七曜と渡り合ってこれたのは、あんたという突出した力があったからだ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あの娘があのまま帝位についてみろ?軍事協定を結んでる水あたりはよくても、
力に飢えてる土星、金星辺りからは確実に狙われてたぜ、この星、いい鴨だ」
- 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 00:33:50.29 ID:ReLN7u860
-
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そして、それ以上に国内の事だ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんたという一枚岩で一丸となっていたこの国が
病気という名のヒビが入ることで、一丸となりきれないでいた」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ふん、強さだけが取り柄の貴様から強さがなくなっていったんだからな、そりゃ慌てる」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんたが思っている以上に、この国は派閥争い激化してたんだぜ?
見無家、素直家、ショボシャキ家、武家、貴族、どこでも、だ
あんたの没後、どの家が覇権をとるか」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「せめてアンタほどじゃなくても、
ハインが並みの女帝の力があれば話は別だったんだが…」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「どの道、あんたが帝位を降りる時、クーデターが起こる事は目に見えていた」
从'ー'从「だから、摂政である立場を利用して、
各家が争わないよう各家を取りまとめてクーデターを起こしたとでもいいたいのかな?」
- 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 00:44:49.88 ID:ReLN7u860
-
从'ー'从「それは、自分たちのクーデターを正当化するための建前なんじゃないかな?」
从'ー'从「ねえ?本当は違うんでしょ?」
从'ー'从「そうだよね、だってあんなに帝位に執着してたんだもの」
从'ー'从「私との帝位争いで負けた時、ワンワン大声あげて泣いてたもんね?」
从'ー'从「ねえ、母者おねえちゃん?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「………五月蝿せぇよ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「たしかに、あの時のあたしは帝位に執心があった」
- 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 00:49:28.09 ID:ReLN7u860
-
@@@
@#_、_@
( ノ`)「でも、今になって思うと、ありゃしかたねえ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「女帝は力がないとなれない、
さっき言ったように他の七曜の軍事的牽制役も兼ねてるんだしな」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そういう意味であたしは失格だった
もう一人の候補である、お前に完敗だったんだからな」
从'ー'从「だったら、何故クーデターを」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「勘違いすんじゃねぇよ、あたしは女帝になる為にクーデターを起こしたんじゃねえ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そして、新・女帝もあたしじゃない」
从'ー'从「え、だったら誰が――」
- 138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 00:57:51.31 ID:ReLN7u860
- @@@
@#_、_@
( ノ`) ニィ
@@@
@#_、_@
( ノ`)「なあ、親ばかしていいかい?ワタナベ?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「はいってきな!妹者!」
l从・∀・ノ!リ人 ノジャー
@@@
@#_、_@
( ノ`)「どうだい?感じるだろ?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「齢6にして、あたしはおろか、全盛期のあんたに匹敵するほどの力!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「各種月法は勿論、剣技も剣豪クラスまで叩き込んである
あたしの、自慢の娘さ」
- 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:00:49.37 ID:ReLN7u860
-
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あとは、月下美刃さえ揃えば、女帝として完成する」
@@@
@#_、_@
( ノ`)
「さて、どうだい?この子を前にしてもまだハインが女帝に相応しいというのかい!?」
从'ー'从「……」
从'ー'从「そうね、たしかに凄い力、あと数年すえば全盛期の私だって抜かされそう
でも、それでも」
从^ー^从「あたしは、ハインちゃんを推すかな」
l从・∀・ノ!リ人 ノジャー?
@@@
@#_、_@ ピク
( ノ`) 「ほう…?訳を聞こうか」
- 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:09:01.54 ID:ReLN7u860
-
从'ー'从「たしかに力は凄い、七曜の各女帝の中でもTOPクラスかもしれない」
从'ー'从「でも、彼女の力からは想いを感じない」
从'ー'从「誰にも止められない大きな力は、得てして人を傷つけてしまうもの」
从'ー'从「その時必要となる、力とは別の、
力より大事な女帝としての器、想い」
从'ー'从「それを、ハインちゃんは誰よりも強く持っている」
从'ー'从「誰よりも他人の事を考え、想う力」
从'ー'从「だからあたしはハインちゃんを推す
あの子はデキソコナイなんかじゃない、立派な女帝だよ」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「へえ、ガンコだねえ、あんたも」
- 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:12:36.98 ID:ReLN7u860
-
l从・∀・ノ!リ人 ノジャー
l从・∀・ノ!リ人 母者ーこの人なんかムカつくのじゃー
l从・∀・ノ!リ人 殺してよきかな?
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「ははは、待ちな先に絶望を与えてからだ」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「さて、そんな娘想いなワタナベさんに問題です」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「たった今あんたの手を千切った大納言さんが、お前の大好きなハインちゃんの下、地球へ向かってます」
从;'ー'从「何故地球だと!?」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「発信機を船につけてたらしくてねぇ…本当に優秀な部下だ、あいつは」
- 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:17:12.39 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
イ从゚ ー゚ノi、 丁度あの‘竹’には我が細工が施されておるしな
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从;'ー'从「......あのときのアレはそういう…」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「ふん、とことん不幸だねえ、あんたの娘も」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「さて、弱ったといっても歴代最強女帝と呼ばれたあんたの腕を千切り、倒し
太政大臣の座を狙えるとまで言われてる銀狐、ハインと戦った場合どちらが勝つか?」
从'ー'从「いままでのハインちゃんなら、圧倒的に銀狐が勝つだろうね」
- 149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:20:19.42 ID:ReLN7u860
-
从'ー'从「でも、何故同盟を組んでいる水星や、他の見つからない星でなく」
从'ー'从「地球に送ったか」
从'ー'从「この答えがわからない限り、誰を送ってもハインちゃんには勝てないと思うよ」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「ふん、ほんとにガンコだ、あんたを屈服させたかったんだが、この問答ももう飽きた」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「やりな、妹者」
l从・∀・ノ!リ人 ノジャー
l从・∀・ノ!リ人 こっろしころしー♪
从'ー'从「……」
从 ー 从「ごめんね、ハイン」
- 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:20:51.56 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先、いってます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:24:56.13 ID:ReLN7u860
- 〜地球〜
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
从 ゚∀从「〜〜〜ってな訳で、いまあたしはここにいるのさ」
/ ,' 3「なるほど、そういう事があったのですか…」
/ ,' 3「うーん、しかしワタナベさまが病気とは
……あまりに似てるので、貴女がワタナベさまかとばかり、いやはや、失礼ですじゃ」
从 ゚∀从「そんなに似てるか?まあいいけどよ」
从 ゚∀从「まあ、んなことはどうでもいいよ、船を貸してくんねーかな?
さっさと月にもどって、反逆者どもをぶち殺したいんだ」
- 162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:32:38.30 ID:ReLN7u860
-
/ ,' 3「え、いや、無いですよ?船、売っちゃったんで」
从;゚∀从「う、売っちゃったの!?なんで”?」
/ ,' 3「いやーヤフオクで、どうしてもグフのガンプラが欲しくてのう...」
从;゚∀从「売った理由やっす!せめてガンダムの買えよ!」
从;゚∀从「え、じゃああたし帰れないの!?月に帰れないの!?」
/ ,' 3「そうですのう、先進星‘七曜’からはずれたこの田舎星地球なんて」
/ ,' 3「わしのような物好きしか、おらんような...」
ガビ―从;゚∀从―ン
从;´∀从「目覚めていきなり変態に襲われる、なにこの星もうヤダ・・・」
从 ´∀从「チーズ蒸しパンになりたい…」
/ ,' 3「ほっほっ、姫様はおちゃめですなあ」
- 166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:38:17.29 ID:ReLN7u860
-
/ ,' 3「まあ、いいじゃないですか暫くのんびり修行でもするといいですよ」
/ ,' 3「その、腰につけた月下美刃、鞘から抜けないのでしょう?」
从;゚∀从「う、なんでそれを、その部分だけあえて避けて話したのに」
/ ,' 3「ほっほっ、伊達に歳はとってませんよ」
从;‐∀从 チィ…
从;‐∀从 「まあ、それはいいよ、置いておいて」
从 ゚∀从「あの変態はなんなんだよ?知り合いっぽかったけど
なんか自分の事天子とか惚けたこと言ってて、存在が生理的に無理なんだけど」
↓あの変態
ヾ('∀`)ノ キャッキャッキャッキャッ、
/ ,' 3「ああ、あれは」
- 168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:44:25.39 ID:ReLN7u860
-
/ ,' 3「一応、ガチで天子ですじゃ、源氏の血を引きし者です、人間というよりUMAっぽいけれど…」
从 ゚∀从そ 「マジで!?」
/ ,' 3「そうそう、5年前平氏勢に家を滅ぼされたようでのう......
子供だから、なんとか命をたすけてもらったものの、親兄弟親戚目の前で全員殺され」
/ ,' 3「頼るものがいなく、どうしようもないので家で拾った感じでございます」
从 ゚∀从「へー……あの変態がねぇ…」
从 ゚∀从「……」
/ ,' 3「ほっほっ、同じ‘元’帝王同士、ちょっと想うことがおありですかな?」
从;゚∀从「そ、そんなんじゃねぇよ!」
- 172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:50:13.32 ID:ReLN7u860
-
ζ~~
从 ∩∀从 (はー、あいつと同じ境遇かよ……)
从 ゚∀从「ぁー、あいつがせめて船斬ってなけりゃなあ…」
从 ゚∀从「て」
从 ゚∀从「生身の地球人が、鉄でできた宇宙船を一刀両断できるってよくかんがえたらすげぇな」
从 ゚∀从「あれか、あいつが凄い可能性はないから
刀だな、凄い刀をお持ちなんだな!」
/ ,' 3 「何気に毒舌ですな、姫様も」
/ ,' 3 「一応あれは、ドクオの実力ですじゃ」
/ ,' 3 「五年前、家にきたときから、彼奴は時間さえあればずっとこの竹藪に篭り、剣術を磨いてきたのですじゃ」
从 ゚∀从「なんのためだ?力づくでレイプするための力を欲してのことか?」
/ ,' 3 「いや、わしも以前気になってきいてみたんじゃが、こういわれました」
- 175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:54:50.71 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ,' 3 ドクオ、これドクオ
('A`) どうした、アラマキのじーさん、もう飯かい?
/ ,' 3 いや、違う、どうしても気になることがあってのう、ドクオ、1つ聞いてもよいかな?
('A`) どうした爺さん、悪いがおれは男の趣味はないぜ!
/ ,' 3 いや、そういうアレじゃないんだがな…お前さん、家に来てからずっとこの竹藪で剣の腕を磨いておるようだが
/ ,' 3 そこまでして力を欲し、なにがしたい?
/ ,' 3 以前と違い、お前はもう武士の家の子ではない
/ ,' 3 復讐か?親兄弟を殺した平氏に対する復讐の為か?
('A`) ………
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 01:56:22.11 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そこまで聞くと、ドクオはいつになく真面目な顔をして
ワシに対し、ぽつぽつと語りだした
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- 180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:00:47.75 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
('A`) .........最初は正直そうだった
('A`) 生まれてきて、何不自由なく暮らしてきた
('A`) 厳しいけど、本当は心優しく、誰よりも強かった父上
('A`) 優しくて、暖かかった母上
('A`) イジわるだったけど、密かに憧れていた兄上
('A`) それを、権力欲しさでぶっ壊した平氏が、とても憎かった
('A`) 最初の頃は、毎晩泣いたさ、家族を護れなかった自分の力の無さを悔いた
('A`) そして、ガムシャラに力を欲した、でも、修行を重ねるうちに目標は変わってきた
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:06:11.68 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ,' 3 目的が、変わってきた?
('A`) そう、アラマキさんも知ってるだろ?この都の惨状を
('A`) 都であるにも関らず、活気もなく、人々は飢え、疫病は蔓延している
('A`) 平氏が、実権を握るようになったせいだ
('A`) 一度、ガマンできずに平氏の家に殴りこみにいったことがある
('A`) 勿論、力不足で殺されかけた
('A`) 命からがら逃げ去って、家に変える途中血を流しすぎ、倒れたんだ
('A`) ここまでか、そう思ったその時、助けの手を差し出してくれた人がいた
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:10:18.77 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
⌒*リ´・-・リっ あの…大丈夫ですか?
('A`) 手を差し伸べてくれたのは、親もいない乞食の少女だった
('A`) 今日明日食べるものすら無いだろうに、
おれに食べ物を与え、薬を塗り治療を施してくれた
('A`) その時、気付いたのさ
('A`) おれは、なんてちっぽけな理由で刀を振るっていたんだろう
('A`) こんな少女だって、自分の事など考えず他人に尽くしているではないか
('A`) 天子たる自分が、自己の復讐の為だけに刀をふるっていいのか?ってな
('A`) そんときからだな
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:11:12.68 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
( '∀`)+ キリッ 俺が己の為じゃなくて、民の為に刀を振るうようになったのは
/⌒ `ヽ
/ / ノ.\_n
( /ヽ |\___E)
\ / _, |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:12:50.54 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ,' 3 ・・・!
ワシは驚いた、ちんこに手足が生えているような人間とおもってたドクオが
なんかかっこいい事いいだしたからだ、正直ちょっとかっこいいかもって思ってしまった
でも、よく見てみたら―――
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- 189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:13:42.18 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
( '∀`)+ キリッ
/⌒ `ヽ
/ / ノ.\_n
( /ヽ |\___E)
\ / _, |
( _~"" ̄ ̄ ̄つ))
| /,~~~ ̄ ̄ ̄
| / /
( ) )
| | /
| | |
/ |\ \
∠/  ̄
/ ,' 3 ……
あいつ、全裸でかっこつけてやがったのですじゃ
しかも、なぜか勃起してた……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:16:49.95 ID:ReLN7u860
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
......なんでお前全裸なのじゃ?
え、特訓は全裸が基本だろ!
そ、そうか宗教的な考えかもしれんから、それはいいとして
何故、勃起してるんじゃ
え、だって、ほら
回想してて、おれの体に塗り薬を塗りこんでくれた少女の手の感触を思い出してたら
その・・・ほら・・ね!仕方ない仕方ない!
はは、あははあは!
……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:23:03.17 ID:ReLN7u860
-
/ ,' 3 「……と、まあそんな感じですじゃ」
从 ;∀从シネバイイノニナー
/ ,' 3「しかし、あやつもあやつなりに、考えて刀を振るっておるのです」
/ ,' 3「事実、この5年でそこらの剣豪に負けない腕に育ちました」
/ ,' 3「民の、為に」
从 ゚∀从「民のため、ねえ…」
/ ,' 3「ははは、おかしな話ですじゃ」
/ ,' 3「武家の家から追い出され、だれからも期待されてないのに」
/ ,' 3「一人、勝手にいきりたって、民衆のために力を欲し、刀をふるっている」
/ ,' 3「ものすごいバカですじゃ、でもわしはああいうバカは嫌いではないのう」
从 ゚∀从「……」
- 195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:30:52.02 ID:ReLN7u860
- / ,' 3「さて、それを踏まえた上で姫様に一つ質問ですじゃ」
/ ,' 3「ドクオと違い、正統たる女帝の血を引き、民衆に期待もされておる姫様」
/ ,' 3「姫様は、なんの為に刀を振るいますじゃ?力のもとめるのじゃ?」
/ ,' 3「月下美刃を、扱おうとおもうのです?」
从 ゚∀从
从 ‐∀从
从 ‐∀从「あたしは―――」
ドォオオオオオオオオン!!!!
从 ゚∀从 そ!
/ ,' 3 「こ、この音は?!」
バラバラバラ......
从 ゚∀从 「上空!?まさか…」
- 197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:36:09.98 ID:ReLN7u860
-
イ从゚ ∀゚ノi、 「はははは!!見つけたり!月下美刃!そしてワタナベの娘!!」
从;゚∀从「げ、変態大納言野郎!宇宙船から飛び降りながら嗤ってやがる!」
/ ,' 3「なぜ姫様が此処におると…ハッ」
↓
|::━◎┥ヾ('∀`)ノ キャッキャッウフフ!
/ ,' 3 「あ、あそこでドクオが手に持ってあそんでいるのは!発信機!」
从;゚∀从「なるほど…それで此処が!!」
バッ
イ从゚ ー゚ノi、「ふふ、会いたかったぞ小娘…」
从;゚∀从「チッ、降りてきやがったか」
- 200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:43:52.37 ID:ReLN7u860
-
イ从゚ ー゚ノi、「ふふっ、その様子を見ると、まだ月下美刃は扱えないようじゃな」
/ ,' 3「だめじゃ姫様!!いまの姫様じゃ大納言クラスには…!」
从 ‐∀从(そんなの、言われなくてもワカってる)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从'ー'从「それに、今のハインちゃんの力じゃ、精々中納言クラスの敵に抗うのが精一杯…
大納言クラスの敵が来たらまず勝てないよぉ〜」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从 ゚∀从(でもな)
从 ゚∀从「後に引けねぇ戦いもある…!」
从 ゚∀从「ふん、あの刀が無くても貴様くらい!」
イ从゚ ー゚ノi、「ふっ、母娘で似たようなセリフを吐きよる」
イ从゚ ー゚ノi、「しかし、あな嬉し…」
イ从゚ ー゚ノi、「ワタナベ家の血を絶つ業は我が手にて果たされたり」
- 201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:48:01.31 ID:ReLN7u860
-
从 ゚∀从「何?ワタナベ家の血筋?」
イ从゚ ー゚ノi、「ふふっ、そうか、おぬしは何も知らなんだな」
イ从゚ ー゚ノi、「ほれ、受け取れ」
⊂ っ ポサッ
从 ゚∀从「これは……手?」
イ从゚ ー゚ノi、「そうじゃ、もっと丁重に扱わぬか」
イ从゚ ー゚ノi、「おぬしの、母親の手じゃぞ」
イ从゚ ∀゚ノi、「呵呵呵呵呵呵呵呵呵呵」
从 ゚∀从「かあさんの手だと・・・」
从 ゚∀从「つまり、それはあれか」
从 ∀从「かあさんが、あたしを逃がす為に、お前と戦いそして死んだ…と」
- 202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:53:11.14 ID:ReLN7u860
-
从 ∀从「あたしの所為?あたしの所為で…?」
/ ,' 3 「姫様!?」
イ从゚ ー゚ノi、「先ほどの威勢はどうした小娘?
まさか母親の手を見ただけで、戦意を喪失してしまわれたのかえ?」
从 ∀从「あたしの所為、あたしの所為で…」
イ从゚ ー゚ノi、「チィ、面白くない玩具じゃ、反応もせんと」
イ从゚ ー゚ノi、「マアヨイ、ワタナベのクビに月下美刃、そしてこの小娘」
イ从゚ ー゚ノi、「この手柄で余はどこまで高みへ行くか…内大臣?いや太政大臣?」
イ从゚ ∀゚ノi、「呵呵呵呵呵!!笑いがとまらんのう!」
从 ∀从「……」
イ从゚ ー゚ノi、「ふん、まだ反応もせぬか」
イ从゚ ー゚ノi、「それだから、言われるのだよ」
イ从゚ ー゚ノi、「きたいはずれのデキソコナイ、とな!」
- 203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:55:47.96 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从 ∀从 きたいはずれのデキソコナイ――
この言葉を聞くと、思い出す、昔昔、もう忘れてしまった昔の事を
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:56:14.05 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『きっとこの子は将来大物になるだろう
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:56:27.61 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从 ゚∀从 ――――ワタナベ女帝の娘なんだから』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:58:39.22 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
物心つくまえから、
幾度となく、かけられてきた、一方的な期待
当時のあたしは、自分の事だけでも精一杯の泣き虫だったのに
一方的に求められ、祭り上げられた
女帝の血の薄い濃いは幼少時代能力の差としてはっきり出る
その結果あたしは劣等生と判断された
すると、勝手に期待して祭り上げてた人たちが急にあたしを非難するようになった
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 02:59:22.42 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
きたいはずれのデキソコナイ――
と。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:01:19.74 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
期待も非難も、あたしの事のはずなのに、
その言葉の先には、いつもあたしはいなくって
‘女帝の娘’としか誰も見てくれなかった
周りに人はたくさんいるはずなのに
どこを向いていても、誰もあたしを見てくれてなくて
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:01:35.79 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
( ー )
(* ω *)
ノハ ) (` ω ´)
(´ ω `)
从 ゚∀从
( ∀ )
|゚ノ ∀ ) ( < >< >)
( ∀ ) (= ω )ノ ( 、 *川
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:01:51.35 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そんな世界から、逃げたくて
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:02:06.70 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从 ゚∀从
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:02:24.54 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从 ‐∀从
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:03:15.92 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あたしは、独り目を閉じた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:04:28.96 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从 ‐∀从
耳を塞げば期待の声も不満の声も聞こえない
目を閉じれば女帝の跡継ぎとして接してくる者の視線を感じずにすむ。
でも、本当は、
それがなんにもならない事に気付いていた。
声が聞こえなくなっても、視線が見えなくなっても
それ以上にあたしが、逃げ出す卑怯者になってしまったという事実の方が重たくて
从 ∀从
―――心が、ひどく痛んだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:04:47.80 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
どうしようもなくて、吐き気がした。
期待に応える事はおろか、逃げ出す事さえうまくできない不器用な自分
从 ∀从⊃ スッ
从 ∀从⊃
肩に背負わされた期待の重さに比べ
この余りに小さな、自分の手
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:05:31.59 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从 ;∀从⊃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:06:15.76 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
情けなくって、涙が出た。
この小さな手
この小さな、あたし
こんな小さな手じゃ
大切な人が出来たとしても
抱きかかえてあげる事すら、できないかもしれない
つつみこんであげることも、暖めてあげることも、できないかもしれない
きっと、この手はなんにも護れない
なんにも、勝ち取れない
それでも、あの人はこんなあたしを見捨てたりせず
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:07:22.65 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从^ー^从ニコ
いつもの優しい笑顔で、ただ笑って
「私の自慢の娘なんだから、気にする事ないんだよ?」
って頭を撫でてくれたっけ。
あたしの手と違って、とっても大きくて、暖かかな手で。
女帝の跡取りとしてでなく、
唯一人、あたしをあたしとして見てくれた
それが、嬉しくて、凄く嬉しくて。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:07:51.95 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从 ;∀从
从 ∩∀⊂从ゴシゴシ
从 ‐∀从 ……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:08:08.74 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从 ゚∀从 キッ
あたしは、泣くのも逃げ出すのもやめにした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:09:51.56 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そして決めたんだ。
強くなるって、母さんの為に
母さんの期待に応えるために。
目を見開き、双眸をきつく研ぎ澄ませ
弱気で泣き虫だった、自分を押し殺し
女帝にふさわしいような、男勝りな性格を演じ
女帝の器に
足りない強さを補うため、ガムシャラに修行した
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:13:54.96 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
努力で埋められない、求められているものまでのレベル差
どんなに頑張っても、それは埋まらない
泣きそうだった、ずっと泣きそうだった
でも、かあさんが側にいてくれたから、頑張れた
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:14:13.72 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
でも、結局は
すべて、無駄だったんだ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:16:40.97 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
从 ∀从 かあさんはあたしの所為で死んでしまったのだから
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:17:08.82 ID:ReLN7u860
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
小さな手で、がんばって母さんの真似をして
目いっぱい広げてみて、もがいてみたんだけど
やっぱり、あたしの手は相変わらず小さいままで
なにも掴めなくて
あの人のように、大きくも、暖かくはなれなくて
期待はずれのデキソコナイのままで
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:21:33.23 ID:ReLN7u860
- 从 ∀从 「ごめんなさい...」
从 ;∀从 「ごめんなさい…母さん、あたしが、あたしがこんなに弱いせいで…」
从 ;∀从 「クーデターを防げなくって、たくさんの国民を犠牲にしてしまって」
从 ;∀从 「母さんすら、犠牲にしてしまって、そしてその上期待にも応えられなくって」
从 ;∀从 「ごめんなさい、ごめんなさい」
イ从゚ ー゚ノi、「ふんっ、真に弱き娘よ」
イ从゚ ー゚ノi、「散るがいい!!」
从 ;∀从 !!
从 ‐∀从 ……
カシーン
ザシュ
('A`)っ╂─「……莫迦が」
- 237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:32:34.58 ID:ReLN7u860
-
('A`)っ╂─ キッ
イ从゚ ー゚ノi、「ほう、やるなそこの顔面性器」
イ从゚ ー゚ノi、「我が剣を防ぐとは中々なり」
イ从゚ ー゚ノi、「しかし、あまり邪魔されても困るな」
イ从゚ ー゚ノi、「死ぬか?」
从 ;∀从 「ドク......オ........?」
从 ;∀从 「てめぇなんで...?助けてなんて頼んでねーぞ!あたしは!」
('A`)っ╂─ 「うるさいなーおれはな、目の前で人が死ぬのは簡便なんだよね」
('A`)「んで、お前なんで勝手に死のうとしてんのよ」
从 ;∀从「だって、あたしはかあさんの為に強くなるって決めたのに
そのかあさんが、あたしの所為でしんでしまった、それで、それで」
- 238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:33:42.74 ID:ReLN7u860
-
('A`)「頭なでてくれるかあさんがいなくなったからもう死ぬーってか?
お前が強くなるのは、そのかあさんに強くなったねーった頭なでてもらうためか?」
('A`)「ちげぇだろ、ズレてんだよくそアマ」
('A`)「そのちっちぇ脳みそフル回転させて、よく考えろ」
('A`)「その偉大なおふくろさんが命はってまで、お前を生かしてしてほしかった事を」
从 ;∀从「かあさんが、あたしにしてほしかった事…」
- 239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:34:10.94 ID:ReLN7u860
-
('A`)「あのよ」
('A`)「その腰の刀抜けりゃ、勝てんだろ?」
从 ;∀从「え、あ、うん、でも」
('A`)「一分だ」
('A`)「さっきあいつと斬りあってみてわかった」
('A`)「一分なら、なんとか持ちそうだ」
('A`)「だからそれまでに」
('A`)っ╂─「なんとか刀抜けるようになって、あいつ倒してくれ」
│
┿
∩
('A`) 「いくぞこらー!!」
- 246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:39:36.52 ID:ReLN7u860
-
イ从゚ ー゚ノi、 「ふふ」
イ从゚ ∀゚ノi、 「ふふふ、うはははははは!!!」
イ从゚ ∀゚ノi、 「面白い、ありもしない可能性に賭け死を選ぶか小僧!」
('A`)っ╂─ 「うるせーよカス」
('A`)っ╂─ 「それと、下半身は子供でも、ドクオちゃんは強いんだぞこら!」
イ从゚ ∀゚ノi、 「ふふふ、わかったお相手仕ろう!」
イ从゚ ∀゚ノi、 「もはや聞く耳は持ち申さぬぞ!」
- 248 名前:もうすぐ終わります:2009/05/13(水) 03:43:11.89 ID:ReLN7u860
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+=+
. ||
从 ゚∀从っ 月下美刃を手にとって
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从 ‐∀从っ 思い出してみた、かあさんとの日々を
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- 249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:46:01.46 ID:ReLN7u860
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. || そうだ、なんで気付かなかったんだろう
从 ‐∀从っ
母さんはずっと言ってくれていた
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| | 女帝に必要なのは、力だけではない
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. ||
从 ‐∀从っ 力なんてものは民を護る為に使う道具だ
もっと大事なのは
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- 250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:46:49.19 ID:ReLN7u860
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+=+
. || 民を想う
从 ‐∀从っ
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+=+
. ||
从 ゚∀从っ ―――心
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- 251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:48:27.79 ID:ReLN7u860
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ガシーンザシューン
ペチコーン
イ从゚ ∀゚ノi、 「ふふふ、うはははははは!!!」
イ从゚ ∀゚ノi、 「口だけか!!弱い!あまりに弱いぞ小僧!!」
ブシュブシュ
ガキンガコン
(;'A`)っ╂─ 「クッ」
(;'A`)っ╂─ 「ひぃいい、格好つけてでてきたはいいけど五秒が限界やー!」
(;'A`)っ╂─ 「ハインちゃん!速めにヘルププリーズ!!」
- 254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:53:11.67 ID:ReLN7u860
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从 ゚∀+=+
っ||と 月下美刃!女帝たるものしか抜けぬ刀!
人_从_从人_从_人_从人_从_从人_从_人_从人_从
< あたしにその資格があるなら >
< >
< それに応え力を貸せ! !>
Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y
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応じるように
二つの音が、響いた
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- 255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:56:15.18 ID:ReLN7u860
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ザシュ、バシュ、ガシュッ
(;'A`)っ╂─ 「うお」 グラッ
イ从゚ ∀゚ノi、「体勢がくずれておるぞ!!そこぉ!!!」
(;'A`)っ╂─ 「クッ」
(;'A`)っ╂┐ ボッキーン!! 「うえ」
(;'A`)っ╂┐「チッ、無理な受け方したから、刀が」
イ从゚ ∀゚ノi、 「ふふふ、うはははははは!!!」
イ从゚ ∀゚ノi、 「獲物もなくしたか、小僧さて、そろそろ」
イ从゚ ∀゚ノi、「しぬ、か?」
(;>A<)っ╂┐ 「ひぃいいいい!!」
- 256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 03:58:19.47 ID:ReLN7u860
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(;>A<)っ╂┐
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カ シ ィ ――― ン......
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( >A<)っ╂┐
('A`)っ╂┐「ん?」
('A`)っ╂┐「攻撃がこない?それに、この澄んだ金属音は…」
イ从゚ ∀゚ノi、
イ从゚ ー゚ノi、 「あ、嗚呼ばかな…莫迦な!!」
- 257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 04:03:52.99 ID:ReLN7u860
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l)(('从 ゚∀从ニニニニゝ
ヽ<.y>::::ヽ カ シ ィ ――― ン.
<.iヽ:}ill,_,)l二il二il二il}
.i,_ヽ,__,)
イ从;゚ ー゚ノi、「莫迦な斯様な小娘が…」
('A`)「ぬ、抜けた――」
イ从;゚ ー゚ノi、「クレーターを容易に創るあの刀を…」
从 ゚∀从「くくく…ハーハッハッ!!」
从 ゚∀从「よくもいままでやってくれたな!このキツネ野郎!!」
イ从;゚ д゚ノi、「あ、あひぃ!ま、待て!先ほどワタナベは死んだと云ったがあれはウソだ!!」
イ从;゚ д゚ノi、「生きておる!!だが妾を殺すと、月にいるワタナベが徒ですまぬぞ!!!」
从 ゚∀从「やれるもんなら――」
从 ゚∀从「やってみやがれ!!!」
- 258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 04:09:37.35 ID:ReLN7u860
-
イ从;゚ д゚ノi、「ウ、ウソ!?」
/l
| |
イ从;゚ │д゚ノi、 ピキ 「う」 | |
+=+
|| チャキ
≡=从 ゚∀从っ
イ从;゚ │д゚ノi 「 在るまじき在るまじき在るまじき在るまじき在るまじき在るまじき在るまじき」
マップターツ!!
∵; ブシュ
イ从;゚ ││д゚ノi 「余が余がきさまなんぞにぃいいい!!!」
/l
| |
| |
+=+
|| チャキ
≡=从 ゚∀从っ
- 259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 04:11:40.27 ID:ReLN7u860
- 〜月界〜
(;´_ゝ`) 「母者!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「うむ、あたしも感じた」
(´<_` ) 「大納言銀狐が死んだ」
(;´_ゝ`) 「と、なると」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「……月下美刃をあの小娘が扱えるようになったのだな」
- 260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 04:12:27.54 ID:ReLN7u860
-
@@@
@#_、_@
( ノ`)「よかろう!あたしと妹者が直々に、ためしてやろうではないか!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「明日!あたしたちも地球に降り立つ!!!」
- 261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 04:13:37.15 ID:ReLN7u860
-
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その後、サスガ家とハインたちの戦争が始まるのだが
それはまた、別のお話――――
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- 263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/13(水) 04:14:04.48 ID:ReLN7u860
-
・
('∀`)
/ \ おしまい
レ'\ γ∩ミ.
> ⊂:: ::⊃
. / 乂∪彡
- 264 名前: ◆TR2vneJwo2 :2009/05/13(水) 04:17:20.95 ID:ReLN7u860
- すんげぇ長くなった上に締め方あれですみません。。。眠たくて
このお話は『週刊少年ジャンプ』2000年51号に掲載された
遠藤達哉著「月華美刃」を元に書かせていただきました。
キャラや、展開、ストーリーほぼ改悪してあるので
刀云々くらいしか、面影はありませんが。
構想頭でそこそこ考えて、ながらでできる!と思ったのが運の尽きでした。
遅くまでお付き合いいただいたかた、本当にありがとうございます。
また機会があれば、スレでいっしょにあそんでやってください。
それでは、おやすみなさい。
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