( ^ω^)は鬼退治に行けるかどうか分からないようです
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:41:55.51 ID:VpgJFfvz0
昔々あるところに、お爺さん( ФωФ)とお婆さん从'ー'从が棲んでいました。

お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。

お婆さんが川で洗濯をしていると、なんと川上から大きな……





( ^ω^)は鬼退治に行けるかどうか分からないようです

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:42:41.06 ID:VpgJFfvz0
【第一話】

昔々あるところに、お爺さん( ФωФ)とお婆さん从'ー'从が棲んでいました。

お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。

お婆さんが川で洗濯をしていると、なんと川上から大きな桃が流れてくるではありませんか。

お婆さんは咄嗟に桃に飛びつきました。

从'ー'从「キャッチだとうっ!」

お婆さんは桃と一緒に流れていきました。

めでたしめでたし

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:43:36.27 ID:VpgJFfvz0
【第二話】

昔々あるところに、お爺さん( ФωФ)とお婆さん从'ー'从が棲んでいました。

お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。

お婆さんが川で洗濯をしていると、なんと川上から大きな桃が流れてくるではありませんか。

お婆さんは咄嗟に桃に飛びつきました。

从'ー'从「キャッチだとうっ!」

桃 シュッ!

桃「残像だ」

ドッパーン!

お婆さんはそのまま流れていきました。

めでたしめでたし

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:43:42.19 ID:fEXDYLB+0
吹いたwwwwwww

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:44:43.30 ID:VpgJFfvz0
【第三話】

昔々あるところに、お爺さん( ФωФ)とお婆さん从'ー'从が棲んでいました。

お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。

お婆さんが川で洗濯をしていると、なんと川上から大きな桃が流れてくるではありませんか。

お婆さんは咄嗟に桃に飛びつこうとしましたが、今までの経験を踏まえ飛びつきませんでした。

めでたしめでたし


108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:46:23.60 ID:VpgJFfvz0
【第四話】

昔々大きなところに、大きな桃とお大きな桃が棲んでいました。

めでたしめでたし


109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:46:53.41 ID:ydoXCB03O
おいwwww

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:48:07.37 ID:VpgJFfvz0
【第五話】

昔々あるところに、お爺さん( ФωФ)とお婆さん从'ー'从が棲んでいました。

お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。

お婆さんが川で洗濯をしていると、なんと川上から大きな桃が流れてくるではありませんか。

お婆さんは咄嗟に飛びつこうとしましたが、今までの経験を踏まえ飛びつきませんでした。

しかし、桃を捕らえねば話が進まないので、やむなく洗濯用物干し竿で取ろうとしましたがやはり無理でした。

めでたしめでたし

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:49:51.05 ID:VpgJFfvz0
【第六話】

昔々あるところに、お爺さん( ФωФ)とお婆さん从'ー'从が棲んでいました。

お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ桃を取りにに行きました。

お婆さんが川で洗濯をしているふりをしていると、なんと川上から大きな桃が流れてくるではありませんか。

お婆さんは慌てず、事前に用意していたタモで桃を絡め取りました。


116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:51:29.92 ID:VpgJFfvz0
お婆さんはようやくとれた桃に大喜びし、家に帰りました。

从'ー'从「お爺さんやお爺さんや、大きな桃を……」

渡辺は絶句した。
帰路についた彼女を待っていたのは

血。血。血。

血の獄と化した我が家であった。
とてもこの世のものとは思えない光景にようやく顔をしかめた彼女は、ハッと我に返り最愛の人を捜した。

从'ー'从「あ、アナタ……アナタッ……!」


117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:52:32.04 ID:VpgJFfvz0
辺り一面が血塗られた部屋の中心、そこに彼は居た。
“居る”ではなく“居た”のだ。
その瞬間、彼女は認めてしまった。

ただの肉塊となった彼に彼女は詰め寄り、抱きかかえる。
そして、生前の彼を取り逃がすまいと力強く抱きしめ、シトシトと泣いた。


……
………

どれくらいの時間が経っただろうか、辺りはすっかり暗くなり、壊されたであろう天井からは月明かりが漏れていた。

フッと顔を上げた彼女は、月明かりが照らす壁に何かが書き連ねられていることに気がついた。

“桃返せ by鬼ヶ島の鬼”

从 ー 从「私の……せい……? 私が桃なんて持って帰ったから……」

その夜、獣のような咆哮が辺りを包んだ。

めでたしめでたし

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:54:02.49 ID:VpgJFfvz0
【第七話】

お婆さんはようやくとれた桃に大喜びし、家に帰りました。

从'ー'从「お爺さんやお爺さんや、大きな桃がとれましたでや〜」

( ФωФ)「おぉお婆さんや、ようやくワシの出番であるか」

从'ー'从「出番? 何のことですかえ〜?」

( ФωФ)「まぁ細かいことはええであるじゃ、さっそく桃を……ムムムッ! これはまっこと大きな桃であるじゃ。なかなか骨が折れそうであるじゃ……」

从'ー'从「お爺さんや、頑張って下せぇ〜」



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:55:08.83 ID:VpgJFfvz0
( ФωФ)「ウム……では」

( ФωФ)

( ФωФ)

( ФωФ) ユラリ…

(#ФωФ)「キエェイ!」



122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:56:42.24 ID:VpgJFfvz0
    人
   / \
  /   \
 (     )
  \_人_/
 <_/\_>

      スパーン
   /‖\
  / ‖ \
 (  ‖  )
  \_‖_/
 <_/\_>

お爺さんの脱力の姿勢から放たれた居合いは見事に桃を真っ二つにしました。

( ゚‖ω゚)「げ、解せぬ」

中にいたブーン(仮)も真っ二つにしました。

めでたしめでたし

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:57:39.11 ID:VpgJFfvz0
【第八話】

お婆さんはようやくとれた桃に大喜びし、家に帰りました。

そして、なんやかんやあって桃を真っ二つにしました。

( ФωФ)「またつまらぬものを斬ってしまったのであるじゃ……」

从'ー'从「新鮮なうちに食べようでや〜」

二人は切った桃にかぶりつきました。
その美味しさといったら、一口食べただけで飛び跳ねてしまう程でした。

( ФωФ)「ンッマーイ!」 テーテッテテー

二人は夢中で桃を貪りました。
するとどうしたことでしょう、食べれば食べるほど、みるみると若返っていくではありませんか。
ジーザス!

一口食べれば皺が一つ消え。
一口食べれば骨が伸び。
一口食べれば声が透く。

そうして食べ終わった頃には……

从'ー'从 オギャー

精子まで若返ってしまいました。

めでたしめでたし

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:59:55.60 ID:VpgJFfvz0
【最終話】

なんやかんやあって桃をゲットしてハッピーウレピーなお婆さんはなんやかんやあって
お爺さんに桃を真っ二つにしてもらってなんやかんやあった二人はなんやかんや桃を食べることになり
なんやかんやあって若返ってしまいなんやかんやセックスしまくりましたが
きちんとコンドームで避妊をしたので子供は産まれませんでした。

めでたしめでたし


126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 03:01:49.33 ID:VpgJFfvz0
うひょーオワタよー
読んでくれた人うひょーありがとー
また投下する機会があったらうひょーよんでくらさい!


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